お久しぶりです。
保育士・歯科助手の室井です(^^)
遂に新元号、令和になりましたね!
ダイヤモンド歯科も新しいスタッフが加わり、新たな気持ちで、令和元年迎えていこうと思います☆
皆様、今後とも宜しくお願い致します!
また、元号改正に伴い、今年のGWは大型連休になりました。
ゆっくり過ごせましたでしょうか?
私は家族と念願の
「ネモフィラの丘」に行ってきました!
茨城県の国営ひたち海浜公園です。天候に恵まれたお陰で、
空との境目がない、
とても綺麗な景色を堪能できて、幸せな一日を過ごせました(*^^*)
まだ行かれていない方は
是非一度☆
さて、今回のお話は
『唾液』について。
唾液は歯へどのような影響を与えているのかをお話ししていきます。
〈 唾液の成分 〉
何か汚ないイメージだったり、あるのが当たり前な唾液ですが、実はお口の健康や身体の健康には欠かせないとても重要なものなんです。
その重要な唾液は、元々血液から作り出されています。血液が唾液腺にて唾液へと作り変えられていくのです。
健康な成人の場合、唾液は1日に約1000~1500mlも作られます。500mlのペットボトル2~3本分って凄いですよね☆
唾液がでる量は1日のうちで変化し、特に就寝時に低下します。
また、唾液の分泌量は加齢とともに低下していく傾向にあります。
そしてこの唾液、
99%は水で出来ています。ですが、残り1%に様々な成分が含まれているんです。
・リン酸、カルシウム
→歯の補修作用
・アミラーゼ
→消化作用
・ムチン
→潤滑作用、粘膜保護作用
・重炭酸
→緩衝作用
・lgA(免疫グロブリンA)、
ラクトフェリン、リゾチーム
→抗菌作用
・成長ホルモンなどの各種成長因子
→粘膜の修復、細胞の保護
・糖タンパクなど
→歯の保護
これだけ沢山の成分が入っています。
それでは唾液は、具体的にどんな事をしてくれているのでしょうか。
〈 唾液の働き 〉
①お口を清潔に保つ
唾液には、食べかすや細菌を洗い流して、お口を清潔に保つ自浄作用があります。唾液が減り、口の中が汚れやすくなると細菌が繁殖しやすくなり、
"虫歯や歯周病"などにかかりやすくなります。
②お口の粘膜を守る
ネバネバ成分が粘膜を保護します。唾液が減ると粘膜の潤いが減り、傷ついて
"口内炎"などになりやすくなります。
③お口の中を中性に戻す
お口の細菌が出す酸や、飲食物の酸により酸性に傾いたお口の中のpHを、元の中性に戻します。
④歯を補修する
唾液中に溶けだした歯の成分は、時間をかけて唾液から歯に戻り、歯が補修されていきます。(再石灰化)
⑤細菌感染から守る
唾液の自浄作用と、唾液中のlgA(免疫グロブリンA)、
ラクトフェリンなどが、お口の中の細菌の活動を抑制します。
⑥食べ物をまとめる
細かく噛み砕かれた食べ物をまとめて飲み込みやすくします。
⑦消化を助ける
唾液中のアミラーゼがデンプンを分解し、消化を助けます。
⑧味を感じさせる
食べ物の成分が唾液に溶ける事で、味を感じやすくなります。
このように唾液には
口の中だけでも沢山の働きをしています。
ですが、唾液が十分に働くには、唾液の量が重要です。質の良い唾液を沢山出す為のポイントをご紹介します。
1 水分をとる
唾液の大もとは水分!
何をおいても水分を摂りましょう!
2 よく噛んで食べる
噛めば噛むほど唾液腺が刺激され唾液がでてきます。
食材を大きく切ったり、噛みごたえのある食品を選ぶ等、咀嚼回数を増やすのも効果的です☆
3 噛めるお口を大切に
よく噛む為に大切なのは、
噛めるお口が維持されている事。虫歯や歯周病があっては十分に噛めません。
唾液の重要性、少しでも知って頂けたでしょうか?
もし"噛めない"、"噛みづらい"などのお悩みがあるようであれば是非御来院下さい。トラブルがなくてもお口の健康維持の為、定期的な健診にもいらして下さいね☆
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