歯周病について 2 - ブログ

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2019/12/30
歯周病について 2

歯周病について  2

皆さまこんにちは!歯科衛生士の萩原です。

先日お休みを頂いて台湾に行って来ました。

初めてでしたが美味しいご飯をたくさん食べて、タピオカも食べて、知らない果物食べたり、飲んだり、夜市にも行きました!

初めての中国語、小龍包食べたい、を言えるようになりました♪

ウォーシャンシー シャオロンパオ

↑合ってるのでしょうか?笑

とっても楽しかったです(^^)

さて、今日は前回に続きまして、歯周病ついての説明の続き、をお伝えしたいと思います。

前回は歯周病は歯を支えている歯槽骨に破壊が起こることをお伝えしましたが、もう少し詳しく掘り下げて......

健康な歯槽骨は、骨を作る細胞と骨を破壊する細胞がバランスよく働きながら、あごの骨の量を一定に保っています。 

例えばバイオフィルムを除去しきれずに、歯茎の炎症が起こりそれが長期化すると、免疫細胞が炎症性物質を分泌し始めます。

そこが腫れてるよ、出血してるよ!って身体がお知らせを初めます。

歯ブラシすると歯肉から出血が起こったり、なんだか最近歯肉が腫れぼったいなぁと感じたり。

歯を磨いているけれど、適切にプラークが取れていない状態が続き歯肉炎が長期に渡ると、それが歯周病へ移行します。

炎症が続いた状態のままでいると、骨を破壊する細胞(破骨細胞)の量が多くなって歯槽骨が減退していくのです。

歯槽骨が減ると、歯がグラグラし始めます。

土台のゆるい場所に家が建っているのと同じです。

前回お伝えしたように、毎日の歯磨きによるバイオフィルムの除去が非常に大切!ということなのですが...

歯石を取らないと、歯周病は治らないのです。

ひゃー

歯石はプラーク(歯垢)が唾液の成分と結びついて石灰化したものを指しますが、歯周病が進行した場合、歯肉の中にも沈着します。

石みたいに硬くなっていくので歯ブラシやデンタルフロス、糸ようじでは落とすことができません。

歯科医院で専用の器具を使用しなければ除去できないのです。

さらに歯石の形状は拡大すると軽石のようにザラザラ、ボコボコしています。そこにネバネバしたプラークが絡まり、停滞しやすくなり、自分自身で汚れを剥がす落とすことがさらに難しくなります。

話が前回の細菌に戻りますが、歯周病を進行させる歯周病菌は空気がないところが大好き!!です。

そして細菌の1番の住処は唾液ではなくプラークです。

歯周病菌たちは空気が無いところで悪さをしたいので、プラークと一緒に歯肉の下に侵入して、そこで歯石が作られて、歯石やプラークと一緒に歯肉の中に住みつき、歯周病が進行していきます。

なんだか怖いですね。。。

歯科医院で歯石を取る、というのは 歯の表面や歯肉の中の根っこの部分をツルツルにして、プラークが付着しても剥がれやすくする環境を作るためなのです。

丁寧にブラッシングをして、なおかつ歯科医院でプロの手によりバイオフィルムを取り除いていかない限り、バイオフィルムは病原性を高め続けます。細かなことはまたの機会にお伝えしますが出血の中の鉄分やタンパク質も、悪さをする細菌には最高の栄養素なんです。

1度歯槽骨の破壊が進んだから、治療を開始してもとの健康な歯槽骨の状態まで骨を戻したい! !

ですが失われた歯槽骨は歯茎と一緒にニョキニョキと伸びて、もとの位置まで再生することはできません。。

ですから、進行する前に定期的なクリーニングを受けて、口腔内の細菌を除去することが予防として大切なんです。

今は歯周病を治すための、歯周外科という骨の再生療法というものもあります。素晴らしいですね!(適応できる歯、できない歯はかかりつけの歯科医師の診断が必要です)

歯がグラグラしていると、ご飯も美味しく食べられないですから、歯周病が進行しないように、かかりつけの歯科医院と連携をとって 定期的なチェックアップを行いたいですね(^^)

ダイヤモンド歯科では、定期的なチェックアップとクリーニングをお勧めしています。

詳しくは受付へお問い合わせください。

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