こんにちは!
歯科衛生士の萩原です。
先日、ホワイトニングの講習会に後輩の冨岡と参加してきました^_^
歯は黄色いよりも白いほうがいいですよね♪
おさらいも含めて学ぶことは常に大切だと感じました。
またホワイトニングついては、ほかのスタッフからの更新もあると思いますが、機会があればお話したいと思います(^^)
さて、今日は歯周病の締めくくり、、まとめについてお話したいと思います。
歯周病の対策は通院する歯科医院がキーポイントとなると考えています。
バイオフィルム(プラーク、歯垢)が取り除けない限り、歯槽骨(歯を支えている骨)は痩せ続け、歯周ポケットは深くなり、やがて歯が抜け落ちます。(怖い!)
歯周病は結果から申し上げますと、自然治癒することはありません。
どんなに高い歯ブラシを使っても、効果があると言われている歯磨き粉や洗口剤を使用しても、進行している歯周病への効果は限定的で、病気を治すという解決への糸口にはなりません。
免疫力のアップを期待して、栄養を摂ったり運動したりして健康に気を使っても同じです。
歯周病は勝手に治ることはありません。歯周病特有の口臭も、原因を除去できなければひどくなるばかりです。
歯周病は歯を失うばかりではなく、全身の健康的にも悪影響を及ぼします。
歯周病が誘引となって、全身疾患が発症したり、悪化することが知られています。
がんや糖尿病などの生活習慣を含め、今では100を超える全身疾患が歯周病と関連することが報告されています。
その発症には、歯茎で長期に継続する免疫反応の結果起きる 慢性疾患 が深く関わっています。
歯周病の進行を止める唯一の方法は、細菌への栄養を断つことです。
プラークと細菌が原因で起こる炎症、炎症が起きた際に起こる出血を餌として、歯周病菌は活発になり病気が進行しますから、炎症を起こさない、出血をさせない環境を作ることが大切です。
それができるとバイオフィルムの病原性が低下していきます。
もっとも効果があるのは出血を止めることです。
歯周ポケットの中の歯石とバイオフィルムを取り除くと、ポケット内の炎症がおさまって、出血が止まります。
そのためには、患者さま自身が歯科医院に通って、自身では取り除けきれない汚れを取るという対策が最重要であると考えます。
歯を磨いて出血がある という状況は、自身の身体から出ているSOSであり、健康な状態ではないということを知るきっかけにもなると思います。
定期的にバイオフィルムや歯石を取り除いて、歯周病、歯肉炎、虫歯にならないようにしていけば、バイオフィルムの中の悪い細菌たちに勢いはつかず、口腔内も安定していきます!
バイオフィルムが活性化するのは、クリーニングを受けてから約3ヶ月後、と言われています。
定期的なチェックアップをして、いつも健康な状態で美味しいご飯を食べて、健康でありたいですね(^^)
ダイヤモンド歯科では、検診だけではなく、定期的なクリーニングもお勧めしています。
詳しくは受付までお問い合わせ下さいませ。
参考文献:nico 2019 歯周ポケットの中の戦争
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