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2020/05/22
当院の特徴・マイクロスコープについて

こんにちは、勤務医の後藤です。

当院の特徴でもある、精密治療に欠かせない拡大顕微鏡(マイクロスコープ)とは何なのかご紹介したいと思います。

世界初の手術用顕微鏡が1953年に発売され、眼科や脳外科など精密な治療技術が求められる科において使用されていました。歯科では1980年頃より治療に使用され始め、2004年に日本顕微鏡歯科学会が発足し普及が進みました。現在、マイクロスコープの普及率は未だ数%しかありませんが、今後の歯科医療の成長・変革には欠かすことの出来ないツールです。

なぜマイクロスコープを使うのか?

明るさと拡大視野が特徴で、それらを生かすことで精度の高い歯科医療を提供することが可能になります。また動画を撮影し患者さんご自身に実際のお口の中をお見せすることで、不透明な部分を無くし、ご理解をいただけることも大変大きいです。

口の中は非常に狭く、光が届きにくい為暗く、さらに歯は小さいので肉眼では見にくい部分が存在します。何も見えずに勘に頼った治療を行うのではなく、マイクロスコープで約3〜30倍に拡大して明るい視野を確保して治療を行うことが出来るので、当然精密さに差が出ます。

①診断の幅が広くなる

肉眼では見える範囲に限界があります。拡大をして見ることで見逃しが減り、原因の特定能力が向上し診断の幅が広がります。診断をしっかり行うことは予後を予測する為に必要で、原因に対してしっかりアプローチをすることで質の高い治療に繋がります。

例えば初期の虫歯を発見し早い段階で処置することが出来たり、被せ物や詰め物のズレなど不適合部分から入り込んだ菌が、虫歯を発現させているのを発見し治療介入出来たりと、メリットが多いです。

②最小限の侵襲

拡大視野下での治療行為は、健康な歯質を傷付けず周囲組織の損傷を抑えます。当然、一般的な歯科治療に使う器具では限界があるため、マイクロスコープ使用に合わせた特殊な治療器具が必要になります。健康な歯質をいかに多く残すかが、結果として長く快適に使えるお口を保つことに影響します。

③感染源の見逃しの防止

虫歯治療においては取り残しが往々にしてありますが、可能な限り減らすことが出来ます。また歯の周りの歯周ポケットという溝に汚れがたまる歯周病では、手の感覚で歯周ポケットを清掃するのではなく、見ながら的確に器具を挿入しプラークや歯石を除去することが出来ます。

特に根管(歯の神経が入っている管)の治療では、マイクロスコープの強みを遺憾無く発揮します。肉眼では見えない部分が多くある為、盲目的に行わざるを得ない部分がありますが、拡大視野により細かな部分まで感染源の除去ができ再感染のリスクを軽減します。

上述のように、マイクロスコープは高度な歯科医療に必須です。当院はほぼ全ての診療でマイクロスコープを使用しています。精度の高い治療をして歯が悪くなるリスクを減らし、健康を保っていきましょう!

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