デンタルフロスの使い方
こんにちは☆★
ダイヤモンド歯科の歯科助手、堀岡です。
さて、今回わたしが、ブログのテーマにしたいのは、「デンタルフロスの使い方」です。
私事ですが、先生に口腔内を診てもらったら、歯茎に炎症が起こっていました...。
最近、忙しさを理由に、毎日の歯磨きを雑にしていたら、二週間くらいで、口腔内の環境がだいぶ変わっていたようです...。
フロスを使わない日もあったので、フロスの大切さを痛感しました。
歯みがきは、1日2回、もしくは3回以上しているかたも増えてきました。
ですが、デンタルフロスや歯間ブラシを日常的に利用しているかたは少数派。
厚生労働省やライオンの調査によれば、3割程度です。
しかし、どんなに丁寧に歯みがきしている方でも、歯ブラシ一本でお口を清潔に保つことは、不可能です。
虫歯や歯周病は、歯の表面に付着したプラーク(歯垢、細菌のかたまり)が原因で起きますが、歯ブラシだけではほぼ絶対に磨ききれない場所です。
歯ブラシでは磨ききれない場所の1つ目は、「コンタクトポイント」。2本の歯がぴったりくっついて生えているとき、歯がぶつかっているところです。
この隙間には歯ブラシの毛先は物理的に入りません。
しかしそれでも大きさ数マイクロメートルの細菌は入り込み、プラークを形成し酸を出して、虫歯のもとになります。
ここに溜まったプラークは、フロスでないと取れません。
2つ目は、歯が隣り合ったところの「歯の根元まわり」。
上の歯でも下の歯でも、根元まわりには歯ブラシが当たりにくくら溜まったプラークはやがて時間とともに病原性を増し、歯周病の原因となります。とくに歯の裏側の場合、表面よりもいっそう歯ブラシが届きにくいです。
ここに溜まったプラークを取り除くには、フロスや歯間ブラシを根元まわりに沿うように当ててから、磨く必要があります。
コンタクトポイントの清掃は、単純にフロスを歯と歯のあいだに通らせればOKです。
フロスが通りにくいときは、ワックス付きのフロスがよいでしょう。
歯の根元まわりを清潔するには、フロスならば、コンタクトポイントに通したあとにそのまま根元まわりまでフロスを持っていき、歯肉の溝に糸をやさしく少しだけ入れ込んでから、歯の根元から歯の先端へと繰り返しフロスを動かします。
一方、歯間ブラシならば、歯と歯のあいだに挿し込んだあと、歯の根元の表面にブラシの毛先が当たるように傾けてから動かします。
このとき気をつけていただきたいのが、歯と歯のあいだにある、「歯間乳頭」を傷つけないようにすることです。
フロスや歯間ブラシは、我流の誤った使い方をすると、歯肉や歯を傷つけてしまうことがあります。
ぜひ、歯科医院に来られた際は、フロスの使い方指導を受けられてみてください☆★