こんにちは!歯科衛生士の冨岡です♪
こんにちは!歯科医師の宮島です。
いよいよ12月になり、一段と寒さが増しましたが体調など崩されていませんでしょうか?
今回は「ホワイトニング」についてお話ししたいと思います。
皆さんは自分の歯の色を気にしたことはありますか?歯の色が白いと笑顔に自信が持てますね!
近年、お口の中で気になることランキング2位にランクインしている「歯の色」ですが、歯の本来の白さを取り戻すのが「ホワイトニング」です。
ホワイトニングの際、質問で多いのは「薬は安全なのか?」です。
使用する薬剤は本来歯肉炎の治療で使われていたものが偶然歯を白くしたとことから生まれた作用であることや、米国食品衛生局が口腔内殺菌剤として「安全で有効性がある、理想的で毒性を有することがない」としていることから歯科医院で行う安全な治療とされています。
また、ホワイトニングをすることで「歯を綺麗に保ちたい」という気持ちも生まれ、ご自身でのモチベーションにもつながります。ホワイトニングは一度行ったら永久に白さを保てるわけではなく、定期的な管理が必要になります。そのため、メンテナンスで来院していただくことで小さな変化があった時には早く気付くことができるので一石二鳥なのです。
今までご経験があり、またやってみようかなという方、初めてで気になるので話を聞いてみたいという方はぜひスタッフにお声掛けください。患者様のライフスタイルにあったホワイトニングをご提案させていただきます。
初めましてこんにちは。
今年の3月から働いております、歯科助手の甲斐です。
実家で飼っているワンちゃんたちが仲良く呑気に寝ている姿を見てとても癒されました
今回私は《義歯》についてお話ししたいと思います。
歯を失ったときの選択肢には、義歯(入れ歯)、ブリッジ、インプラントなどがあげられます。
患者様の症状によっては選択することのできない治療法もありますが、それぞれの治療法のメリットやデメリットがありますので、それらを理解した上で、もっとも合う治療を選択することが大切です。
【バネのある入れ歯】
こちらは保険治療となります。
部分入れ歯は両隣の歯にバネを引っ掛けて入れ歯を安定させる仕組みです。土台となる歯に負担が少なからずかかってしまいますが、保険で行える治療なので、費用が比較的安価であるという特徴があります。バネの部分が金属で出来ているので、大きな口をあけたときなどは目だってしまうことがデメリットとなっています。
【バネのない入れ歯】
こちらは自費治療となります。
金具を使っていませんので、歯に優しく、金属アレルギーの方にも最適な入れ歯です。お口を開けた時に、金具が目立ってしまうことも無く、また付け心地もバネのあるタイプに比べてフィット感があり、自然です。
【プラスチックで出来た総入れ歯】
こちらは保険治療となります。
保険適用の範囲で作られる入れ歯は、床と呼ばれる入れ歯の土台部分がプラスチック製のものになるのが一般的です。強度を出すためにプラスチックを分厚く作り、そのために熱の伝わりが悪かったり、装着時は厚みからくる違和感が慣れるまであります。保険を適用してつくるため、費用は安く抑えることができます。
【金属で出来た入れ歯】
こちらは自費治療となります。
土台部分に金属を使った総入れ歯です。金属で出来ているので熱の伝わりがよく、装着時の違和感も軽減され、プラスチックのものに比べると慣れまでははやいと思います。保険の制約がないため、見た目など色々な工夫がなされた様々な種類の入れ歯があります。
皆さまが、永く使いやすいものを選択できるよう一緒に考えていきたいとわたしたちも思っていますので分からないこと、不安な点がありましたら気軽に相談していただけたらと思います。
堀岡です。
宜しくお願いします。
こんにちは、歯科助手の堀岡です。
さて、今回、知覚過敏について、お話したいと思います。
普通に生活するぶんには問題ありませんが、冷たいものを口の中に入れると、一瞬、キーンとしみる感じ、、、とっても辛いですよね。
私も数年に、経験したことがありますが、食べるのも、お茶を飲むのも、歯を磨くのも、兎に角痛くて堪らなかった記憶があります。
知覚過敏の痛みは、象牙質を覆っている硬いエナメル質や、歯茎が、何らかの原因によって失われたときに、むき出しになった象牙質から神経へと、外部の刺激が伝わって起きるものです。
象牙質には、ポツポツとパイプ状の穴が開いています。冷たい、熱い、甘いなどの刺激が穴の中の水へ伝わり、その水の動きが神経と繋がっている象牙質の細胞や神経に反応し、「キーン」という痛みになると考えられています。
どうして、知覚過敏になったのだろうと思われる方も多いのではないでしょうか?
知覚過敏を治すために、まずは、生活の中の知覚過敏リスクをチェックすることが、大切です。
①歯ぎしり、食いしばり
②ゴシゴシ強めに歯磨き
③酸っぱいものの摂り過ぎ
④イオン飲料の摂り過ぎ
⑤お口の中のパサつき
⑥ヤニとり歯磨き粉の使用
いかがでしょうか?
これらの生活習慣から知覚過敏のリスクを減らし、スメア層や再石灰化層を取り戻すことで、軽い知覚過敏なら改善することもあります。
①の歯ぎしりは、自分は気付かない癖なので、お口の中にその痕跡がないか、歯科医院に診てもらい、必要であれば、就寝中につけるマウスピースを作成することもオススメです。
また、②ゴシゴシ磨きは、歯を摩擦させたり、歯茎を痩せさせたりするので、どの程度の力で磨くのか、どの歯ブラシが自分に適しているのかと思われてる方は、歯科医院で歯磨き指導を受けるのもよいと思います。
それ以外の生活のなかの知覚過敏リスクも、お口のなかの健康を守るために、歯科医院でお気軽にご相談下さい♪
そして、知覚過敏を防ぐために、とっても大切ことは、毎日の歯みがきです。
歯ブラシが触ると痛かったり、お水がしみたり、本当に辛いですよね、、、
ですが、実は、歯についた歯垢を取り除かないと、その中に棲むムシ歯菌が酸を出し、歯を覆って刺激を防ぐスメア層や再石灰化層を溶かして、知覚過敏の症状を助長させてしまいます。
歯ブラシを一時的にソフトタイプに替えたり、それも辛い場合は、歯間ブラシやフロスだけを使う、それでも辛い場合は、ガーゼで拭くなど、次善策から始めてみましょう。
加えて、歯科医院で応急処置を受けると、痛みが減るので、歯みがきも楽になると思います。
また、しみることから、知覚過敏だと思っていたら、ムシ歯の初期症状だったり、酸っぱいものの摂り過ぎで酸蝕症になって歯が壊れたりしている可能性もありますので、注意が必要です。お痛みがある場合は、是非、歯科医院にてご相談下さいませ★☆
こんにちは。歯科助手の堀岡です★☆
暑さが厳しくなってきました。いよいよ、夏本番ですね。
ダイヤモンド歯科に来る子ども達に、夏休みは何をするのかを聞いてみると、沖縄に行く、おばあちゃんの家に遊びに行く、プールへ行く、夏期講習など...楽しそうに教えてくれます♪♪
さて、今回は、お子さんの虫歯予防の方法の一つ...「シーラント」について、お話したいと思います(^^)
シーラントとは、特に虫歯になりやすい、歯ブラシが届かない奥歯の溝を、樹脂などでふさぐ、虫歯予防の処置です。
奥歯の溝は複雑な形をしていて、食べかすやプラークがとっても溜まりやすい場所です。
この溝の中に入り込んだ食べかすやプラークは、そのままだと虫歯の温床となってしまいます。
お子さんの場合、生えはじめた歯は歯の質が弱く、虫歯菌の出す酸に溶けやすいので、虫歯のリスクが非常に高いのです(>_<)
そこで、奥歯の溝をあらかじめ樹脂などで埋めて、歯ブラシが行き届かない場所に、食べかすや細菌が入らないようにしようというのが、シーラントです。
シーラントは、必要なお子さんに、必要なタイミングで入れれば、虫歯予防効果が非常に期待出来ます。
そして、シーラントを入れる処置を考えるうえでとっても大切なことは、「入れて終わり」ではないこと。
シーラントは、噛んでいるうちに一部が剥がれ、歯の表面との境目に微細な段差ができることがあります。そのままだとプラークがたまって、そこから虫歯になることもあります。剥がれ落ちた部分は、削って段差をなくしたり、補充しなければいけません。
シーラントを入れた後は、その後の状態を定期的に歯科医院でチェックすることがとっても大切です。
6歳ごろに第一大臼歯にシーラントを入れて貰ったら、第二大臼歯もお忘れなく★
個人差はありますが、第二大臼歯は小学校6年生〜中学校1、2年の頃に生えてきます。
第二大臼歯にも深い溝があることが多く、シーラントが必要な場合もあります。
中学校に入ると、部活や勉強が忙しくなり、歯科受診が極端に減ります。それまで虫歯がなかった子が、虫歯になるケースは多くあるので、定期的に受診して、必要ならシーラントを入れてもらうのがよいでしょう。
ちなみに、「シーラントで奥歯の溝を詰めたから、虫歯予防は大丈夫」と思ってしまうのも、よくある勘違いです。
虫歯は噛み合わせの面だけでなく、歯と歯の間にもできます。
シーラントは、「奥歯の溝」に対する予防措置です。
歯と歯の間の清掃は、フロスをお子さんでも使ってあげるとよいです★
皆さま、よい夏休みを★☆
みなさん、こんにちは!
歯科助手の人見です。
梅雨の時期がやってまいりました。ジメジメ...嫌ですね。洗濯物がなかなか乾かず毎年困っていましたが、ついに除湿機を購入しましたー!!
いやー乾く乾く!!お部屋もスッキリ〜♪
もっと早く購入すれば良かったです!!
除湿機のおかげで梅雨がちょっとだけ嫌いじゃなくなりました^_^
今回は、歯磨き粉の選び方についてお話ししたいと思います。
市販されている歯磨き粉の種類ってたくさんありますが、実際どれを選んで良いのかよくわからないですよね。
実は、虫歯ができるのを防ぐもの、口臭予防に特化したもの、歯周病に適したものなど、それぞれ歯や歯茎の悩みにアプローチする成分が含まれているんです。
どんな成分がどんなことに効くのか知る事で、自分のお口の症状に合った歯磨き粉を選んで使うことが口腔内を健康に保つポイントです。
☆虫歯予防にはフッ素配合のものが効果的
そもそも歯磨きをする主たる目的は、食べたり飲んだりした後に残った口の中の汚れを取り除いて虫歯や歯周病にならないようにすることです。虫歯予防のための歯磨き粉にはフッ素という有効成分が入っているものが良いでしょう。
フッ素は口の中で酸が発生するのを抑え、アルカリ性に戻す再石灰化を促したり歯垢(いわゆるプラーク)の細菌の活動を抑えたり、酸で溶けたエナメル質を修復したりする働きがあります。フッ素が含まれる歯磨き粉は、虫歯にならないよう歯の再生を促して歯を強くします。
☆歯槽膿漏や知覚過敏などの歯周病には歯茎を引き締め血行促進するもの
歯周病予防の場合は、原因となる細菌を減らす働きがある成分が入っていると効果的です。塩化セチルビリジニウムや塩酸クロルヘキシジン、イソプロピルメチルフェノールといったものがそうです。また薬用成分で塩化ナトリウムや酢酸dl-α-トコフェロールには歯茎を引き締めて血行を促進する働きが、そしてトラネキサム酸やグリチルレチン酸ジカリウムには口の中の炎症成分を抑えたり止血したりする効果があるのでこれらの成分が含まれている歯磨き粉もおすすめです。
歯周病ケアの場合は、研磨剤が入っていないものか含まれていても少量のものを選ぶほうがいいでしょう。研磨剤は歯の表面を滑らかにする効果があり歯の表面に付着した歯垢や着色の汚れを落として歯を白くするのに役立ちますが、逆に研磨剤によって歯や歯茎を傷つけてしまうこともあるのです。歯茎が弱っている人はなるべく研磨剤が含まれないものがおすすめです。
知覚過敏の人におすすめなのが、歯の表面をコーティングする成分の入った歯磨き粉です。知覚過敏という症状は表面のエナメル質が剥がれて、下にある象牙質に刺激が伝わってしまい何かを飲んだり食べたりするときにしみるなどの症状が起こります。放っておくと歯周病を悪化させる原因にもなるので、フッ素など歯をコーティングする成分の歯磨き粉で刺激をなるべく与えないようにすることが大切です。
☆茶渋を落とすなど歯の美白ケア
歯を白くしたい場合には、ホワイトニング効果を期待する歯磨きの場合はハイドロキシアパタイトといった成分が入っているものがいいでしょう。ハイドロキシアパタイトには歯の表面についた傷を埋めて、歯をコーティングして歯垢やお茶やコーヒー、紅茶などの着色汚れをつきにくくする効果があるとされています。またポリリン酸ナトリウムにも同じような効果があります。
☆口臭予防には殺菌成分配合のもの
口臭の原因は、プラークによるものです。このプラークは歯磨きをしても時間が経つとまた付いてきてしまいます。そのプラークにいる細菌から口臭の原因である物質が発生して匂いがしてきます。口臭ケアのための歯磨き粉を選ぶなら塩化亜鉛や塩酸クロルヘキシジン、銅クロロフィリンナトリウムなど殺菌成分のあるものがいいでしょう。また歯磨き粉の商品そのものについているミント味などの香りも口の中がさっぱりするだけではなく口臭を防ぐのに役立ちます。
このように、タイプに合ったものを使うのが良いですが、歯磨き粉に含まれる成分はすべてが有効成分というわけではありません。できればなるべく入っていないか、または含まれているのが少ないほうがいい成分もあります。
一般的な歯磨き粉の中の配合成分に研磨剤や発泡剤がありますが研磨剤は磨く、砥ぐといった役目で歯の表面を滑らかにしますが、その分歯が少しずつ削れていってしまうので、なるべく研磨剤が入っていないものか配合の割合が低いものがおすすめです。
同様に発泡剤は、泡立てる働きがあります。歯磨き剤を口の中に広げやすくして汚れや菌の除去を助けてくれるのですが、あまり泡が立ちすぎるとしっかりと汚れが落ちていないのに磨いたような気になってしまったり、泡がすごくて歯の裏側や細かい部分などしっかり磨けなかったりということにもなります。きちんと歯磨きをするために発泡剤はなくてもいいので、できればこちらも入っていないタイプか少量のものがいいでしょう。
ダイヤモンド歯科でも色々な歯磨き粉を販売しております。
何を買って良いかお困りでしたら、お気軽にスタッフにご相談下さい。
こんにちは、宮原です。
段々と暑い日が増え夜寝苦しい季節になります。
皆さんは就寝中に歯ぎしりしているとご家族に指摘されたり、朝起きると顎が疲れている事はないですか?
就寝中の歯ぎしりは、日中に受けたストレスを睡眠中に発散して脳とからだを健康に保つためのとても大切な行動です。
この歯ぎしりは本来、歯並びがきれいで噛み合わせの良いお口の場合、強くて丈夫な犬歯の先をキリキリ擦り合わせるため、他の前歯や奥歯に負担がかかりません。
しかし中には歯に甚大な被害を与えてしまう悪い歯ぎしりがあります。
歯並びや噛み合わせが悪いと歯ぎしりの時、前歯奥歯にも負担がかかってしまうことがあります。
食事の時の噛む力は、数㎏〜30㎏程度ですが、睡眠中の歯ぎしりは無意識下で行われ抑制が効かないため、50㎏〜100㎏を超える力がかかると言われています。
その力で圧迫されたり揺さぶられたりしているうちに歯と歯を支えている周りの組織はさまざまな影響を受けます。
・歯がすり減ってきたり欠けたりする。(知覚過敏の原因になります)
・歯にヒビが入る、被せ物が割れる、詰め物が取れる。(虫歯になりやすく、被せ物との間に細菌が入り炎症をおこしやすくなります)
・歯根の先が圧迫されて溶ける。(歯髄炎を起こしやすくなります)
・顎の骨が過剰な力を受けて溶ける。(歯周病の進行が加速しやすくなります)
・顎に負担がかかり顎関節症になる。
・歯が割れる
こういった原因の悪い歯ぎしりは早めに対策をとりましょう。
もっとも一般的なのがマウスピースを使う方法です。夜間にマウスピースを装着し力のかかり方を修正して歯や顎を守ります。
また、よい噛み合わせを作る矯正治療は悪い歯ぎしりを良い歯ぎしりにする根本的な改善策です。
こうした治療と同時に、就寝前のイメージトレーニング「歯ぎしりしないぞ!」と自分に暗示をかけたり、睡眠の質を上げるため生活習慣を見直す事が大切です。
・寝床でのスマホいじりをやめる。
・ぬるめの湯船にゆったりつかる。
・深酒をやめる。
・気持ちよく眠れる快適な寝具にする。
などやってみましょう。
そして悪い歯ぎしりで傷んだ歯を大切に使っていくために定期的なメンテナンスで歯を守りましょう。
最後に...
日中でも歯をくいしばっていないか、上下の歯が噛み合わせている状態が続いていないか意識をしましょう。
人間は何らかの作業する際、「裁縫など精密な作業」「パソコン作業」「運転中」など軽い緊張が持続する時に上下の歯を噛み合わせてしまう癖があります。
会話や食事などしていない時でもずっと弱い力で上下の歯を接触させている状態の事を、
「歯牙接触癖(TCH)」
と言います。
リラックスしている状態であれば上下の歯は合わさる事なくわずかなすき間ができます。この時口を開閉させる筋肉も休まっていますが、常に噛み合わせていると筋肉も緊張した状態のままになり疲労してしまいます。
この「歯牙接触癖(TCH)」は顎関節症とも深く関わりがある事が明らかにされています。
「今噛み合わせてないかな?」と生活している中で少しでも意識するとこが大切です。
歯ぎしりや歯牙接触癖について気になる方はいつでもスタッフにご相談ください。
こんにちは、皆様いかがお過ごしですか(^^)
歯科衛生士の萩原です。
先日高尾山に登ってきました。新緑の季節という事で、たくさんの木々が芽吹いていて綺麗でした☆
さて、今回は歯周病についてお話したいと思います。
歯周病って、結局のところ何?って思う方、けっこういらっしゃるのではないでしょうか。
診療の中で患者さまにお伝えすることはあっても、ブログにあげるのは初めてなので 緊張しますがよろしくお願いいたします(汗)
歯肉炎と歯周病、どちらもテレビのCMなどで耳にしたことはあると思いますがどう違うのでしょう。
私たちの歯は歯茎に刺さっていたり埋まっているのではなく、「歯槽骨」という 骨 に支えられて存在しています。
この「歯槽骨」、とーっても大切です!
歯肉炎はこの「骨」の欠損がないものを指し、歯周病は「骨」の欠損があるものを指します。
パッと見た時の見た目だけでの診断は曖昧ですから、それらを見分けるために レントゲンを撮影したり、歯周ポケット検査を行って歯茎の深さを測り歯の周りに骨が存在しているのかいないのか、そこから出血があるか、膿が出たりするのかをわたし達は見ています。
歯周病は「骨」の欠損があるものとお伝えしましたが 実際に欠損って何?どうやって起こるの?という本題に入りたいと思います。
歯と歯茎の間には歯肉溝という隙間があり、そこにはマクロファージという免疫細胞が存在していて、彼らは悪〜い細菌が歯茎から身体の内部へ侵入してくるのを食い止める役割を担っています。免疫細胞、ありがとうございます!
ですが 歯の表面に付着しているバイオフィルム(プラーク=細菌の塊)は、マクロファージにとって巨大であり、しかも粘着質なために免疫細胞で排除することができません。。がーん。
ですから、毎日の歯磨きによる物理的なバイオフィルムの破壊が必要となってくるのです。
ブラッシングが十分でないと、磨き残したバイオフィルムは分厚く固くなっていき病原性が高まります。
そして歯茎の中に侵入しようとする細菌の数が増え、免疫の防衛ラインを徐々に突破するようになります。その結果、歯肉溝が深くなり 歯周病菌たちが繁栄しやすい歯周ポケットになっていくのです...
歯周病が進行すると、歯周ポケットの中の細菌が活動的になり、歯を支えている「歯槽骨」が撤退していきます。
歯槽骨が撤退するのは、悪い細菌たちがわたし達の体内に侵入しないようにする為、骨と細菌がぶつからないようにする為の生体の防御反応です。
ふむふむ、つまり歯周病を予防するにはプラークを落としてバイ菌が歯茎の中に入っていかないようにすればいいんですね!
ダイヤモンド歯科では1人ひとりのお口の中にあった歯ブラシ指導やクリーニングを行っております。磨き過ぎると歯茎を傷つけたり、退縮させることもあるので プロによる的確なアドバイスを受けることをお勧めしています。
プロの手によるバイオフィルムの除去をして、いつでも綺麗な口腔内を保ちたいですね(^^)
次回はもう少し掘り下げて、歯石とプラーク、骨欠損のメカニズムについてお話したいと思います!
参考文献 :歯周ポケットの中の戦争 nico2019/1月号
お久しぶりです。
保育士・歯科助手の室井です(^^)
遂に新元号、令和になりましたね!
ダイヤモンド歯科も新しいスタッフが加わり、新たな気持ちで、令和元年迎えていこうと思います☆
皆様、今後とも宜しくお願い致します!
また、元号改正に伴い、今年のGWは大型連休になりました。
ゆっくり過ごせましたでしょうか?
私は家族と念願の
「ネモフィラの丘」に行ってきました!
茨城県の国営ひたち海浜公園です。天候に恵まれたお陰で、
空との境目がない、
とても綺麗な景色を堪能できて、幸せな一日を過ごせました(*^^*)
まだ行かれていない方は
是非一度☆
さて、今回のお話は
『唾液』について。
唾液は歯へどのような影響を与えているのかをお話ししていきます。
〈 唾液の成分 〉
何か汚ないイメージだったり、あるのが当たり前な唾液ですが、実はお口の健康や身体の健康には欠かせないとても重要なものなんです。
その重要な唾液は、元々血液から作り出されています。血液が唾液腺にて唾液へと作り変えられていくのです。
健康な成人の場合、唾液は1日に約1000~1500mlも作られます。500mlのペットボトル2~3本分って凄いですよね☆
唾液がでる量は1日のうちで変化し、特に就寝時に低下します。
また、唾液の分泌量は加齢とともに低下していく傾向にあります。
そしてこの唾液、
99%は水で出来ています。ですが、残り1%に様々な成分が含まれているんです。
・リン酸、カルシウム
→歯の補修作用
・アミラーゼ
→消化作用
・ムチン
→潤滑作用、粘膜保護作用
・重炭酸
→緩衝作用
・lgA(免疫グロブリンA)、
ラクトフェリン、リゾチーム
→抗菌作用
・成長ホルモンなどの各種成長因子
→粘膜の修復、細胞の保護
・糖タンパクなど
→歯の保護
これだけ沢山の成分が入っています。
それでは唾液は、具体的にどんな事をしてくれているのでしょうか。
〈 唾液の働き 〉
①お口を清潔に保つ
唾液には、食べかすや細菌を洗い流して、お口を清潔に保つ自浄作用があります。唾液が減り、口の中が汚れやすくなると細菌が繁殖しやすくなり、
"虫歯や歯周病"などにかかりやすくなります。
②お口の粘膜を守る
ネバネバ成分が粘膜を保護します。唾液が減ると粘膜の潤いが減り、傷ついて
"口内炎"などになりやすくなります。
③お口の中を中性に戻す
お口の細菌が出す酸や、飲食物の酸により酸性に傾いたお口の中のpHを、元の中性に戻します。
④歯を補修する
唾液中に溶けだした歯の成分は、時間をかけて唾液から歯に戻り、歯が補修されていきます。(再石灰化)
⑤細菌感染から守る
唾液の自浄作用と、唾液中のlgA(免疫グロブリンA)、
ラクトフェリンなどが、お口の中の細菌の活動を抑制します。
⑥食べ物をまとめる
細かく噛み砕かれた食べ物をまとめて飲み込みやすくします。
⑦消化を助ける
唾液中のアミラーゼがデンプンを分解し、消化を助けます。
⑧味を感じさせる
食べ物の成分が唾液に溶ける事で、味を感じやすくなります。
このように唾液には
口の中だけでも沢山の働きをしています。
ですが、唾液が十分に働くには、唾液の量が重要です。質の良い唾液を沢山出す為のポイントをご紹介します。
1 水分をとる
唾液の大もとは水分!
何をおいても水分を摂りましょう!
2 よく噛んで食べる
噛めば噛むほど唾液腺が刺激され唾液がでてきます。
食材を大きく切ったり、噛みごたえのある食品を選ぶ等、咀嚼回数を増やすのも効果的です☆
3 噛めるお口を大切に
よく噛む為に大切なのは、
噛めるお口が維持されている事。虫歯や歯周病があっては十分に噛めません。
唾液の重要性、少しでも知って頂けたでしょうか?
もし"噛めない"、"噛みづらい"などのお悩みがあるようであれば是非御来院下さい。トラブルがなくてもお口の健康維持の為、定期的な健診にもいらして下さいね☆
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